凸凹兄弟

日常生活は普通なのに、学習障害、自閉症スペクトラムと診断を受けてから悩むことばかり、学校以外の色んなところと連携しながら手探りで先に進んでます

支援級の子に部活は無理なの?

中1 うみくんの話

卒業前に中学生が小学校に来て部活紹介をしてくれました。

その日、うみくんは演劇部かバドミントン部に入りたいなぁと部活紹介の話を楽しそうにしてくれました

支援級の子が通常級の子と一緒に部活をするのは大変だと聞いたことがあります

小学校の担任の先生や先輩ママにも部活が出来るのか相談してみました。

結果、本人が望むなら部活は出来るとのこと
ただ、顧問の先生に許可を貰わなくてはいけないらしい

心配しながら入学しました。

保護者会に出れなかった為、5月の個人面談を待たずに早々にお話しする機会を作ってもらいました

勉強や生活、通常級との関わり等気になる事を色々聞きました。

話の内容は何に関しても
通常級の親御さんの理解。通常級の子供達の理解を得ないと先に進めないという印象でした

部活に関しては

本人のやる気があれば顧問の先生に相談し許可を貰えれば可能との事でした

が・・・

体力がなく、週4の活動のうち半分しか出れないとか、精神状態によって出たり出れなかったりすると他の生徒がズルいとかサボリのイメージを持ってしまい活動しにくくなるのでは?

中学生は多感な時期で、特に部活動で思うような成績が上がらない生徒がまれに支援級の子を標的にしてしまう事があるとか

支援級の先生は部活動についていく事が出来ないため、自分でスケジュールを把握し参加しないといけないとか

支援級の子が部活をするには、
顧問の先生、親、子供が特例を受入れ仲間として迎え入れてくれ、自分でスケジュール管理をするという高いハードルを越えなければならないようです

しかし、卒業生には支援級でありながら部活に参加していた生徒もいるとのこと

今、現在は13名中部活参加者0名

とりあえず、4月の体験期間中は担任の先生が毎日声を掛けて下さるとの事なので、本人がどうしたいのか見守ることにしました。

支援級の子を受入れ仲間として一緒に活動するって難しい事なんですかね?

多感な時期なのもよくわかります

同じように活動するのが難しいこともわかってます

通常の子と同じような青春を味あわせたいと思うのは親の勝手な思いで、本人にしたら、辛い思いをするだけなのかもしれません

とりあえず、様子を見て、手探りの日々が続きそうです


春菊って大人の味なんでしょ

うみくんが中学校の畑で取れたら春菊を持ち帰りました

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先生がね
『苦くて大人の味って言ってた。天麩羅にしてくれる?』

最近、料理に興味があるうみくんは気が向くと進んでお手伝いをしてくれます

今日は まな板も包丁も使わず

春菊を洗って→食べやすい大きさに手でちぎる

天ぷら粉を水で溶いて→春菊を入れ→油の鍋に投入

超簡単調理

油であげたら、倍の量になりました(笑)

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さてさてお味は

うみくん
『苦くない。後からちょっと臭いがするけど美味しいね。大人ってこの味かぁ~』

そらくん
『サクサクの葉っぱ美味しい』

天婦羅だと独特の苦味や香りがかなり抑えられ食べやすかったようです🎵

お浸しだとまた違う感想だったかな

もう少し 二人の舌が大人になったらためしてみましょ

にしても、中学校の畑で『春菊‼️』渋いですね

これから何を育て、持ち帰るのか楽しみです

小学4年生が選んだのはこの“ぬりえ” ぬりえの知られざる効果

こんにちは菜の花です

今日はそらくんとぬり絵の話し

離任式の為に先生にお手紙と絵を描いたそらくん

(三年生まで学校へは殆ど行けなくて、通い始めて半年 ようやく鉛筆の出番がやって来た今日この頃)

鉛筆で描くことの楽しさを知って、お絵描き帳をねだるのかと思ったら『ぬりえ』を欲しがるので探してみました


幼児用の、絵が大きくて薄いサイズの物はよく見かけますし、100円SHOPにも置いてありますが、4年生になると、それじゃ~物足りない

かと言って大人のぬりえだと
複雑過ぎたり、絵に興味がなかったりと中々好みの物が見つからない・・・

ネットで色々みたけど、実際に中身を見ないとわからないし・・・

で、書店をいくつか回って見つけました


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大人のぬりえコーナにありました。

そこには棚いっぱいに様々なぬりえが置いてあり、
『眠りを誘うお休み前のぬりえ』
『リラックス出来るぬりえ』等のタイトルも‼️

ぬりえって凄いのね


【大人の場合は】
自律神経を整えるリラックス効果
(集中して作業することで雑念が消え呼吸が整うらしい)

認知症予防効果
( はみ出さないように集中しながら色を選び考えながら手を動かすことで脳の色んな器官を刺激するらしいです)

【子供の場合】
・集中力がつく
・完成した時の達成感が味わえる
・色を覚えたり混ぜたら何色になるか学べる
等の効果があるようです

しかし

大人と違い、子供の場合ははみ出さないように塗るのが難しく逆にストレスになることも多いようです

どんな塗り方でも指摘せず完成を褒めてあげるとデメリットはなくなるらしい


そらくんのぬりえ
これからどんな仕上がりになるのか楽しみ

自閉症スペクトラムと学習障害 中学はどうする?

菜の花です

今日は4月に中学生になったうみくんの話し

うみくん自閉症スペクトラム学習障害があり、5年生の時に支援級へ転学しました。

日常生活はあまり問題ないのですが、勉強に関して凸凹があり、主治医の先生に

『フランス語で授業を受けてるみたいな感じです。お母さん毎日何時間もそんな授業を受けられますか?ストレスでしょ』

と言われ、そんなに大変な思いをして授業を受けてたなんて、通常級にこだわった事を反省しながら転学したのですが・・・

今、思えば、先生ちょっと大袈裟ですね。


でも、支援級に転学してからは彼のペースで少しづつ勉強が積み上がり、毎日楽しそうに学校へ通い4年生レベルの学力で卒業することが出来ました。


支援級だと同学年の子との交流が少なくなり、世界が狭くなるんじゃないか

同級生が経験することをしないまま成長していくのかな?

勉強がどんどん遅れてしまうのでは?

高校に行けるの?

仕事につけるの?

とにかく不安だらけ・・・

そして、不安ばかりで何も出来ぬまま中学生になってしまいました。

中学進学に向けて2年振りにうぃすく検査をうけたら、少し数値が上がっていて、理科や社会は通常級で授業も受けていて、テストもそこそこ点数取れていたし、親としては、通常級希望だったのですが、

ボーダーラインって本当に悩む

通常級で沢山友達を作ってみんなと同じ勉強をして欲しいと思いながら

通常級の授業について行けずに自信を喪失させてしまうかも。

わからない授業を聞いていても学習は定着しないかも

中学に上がるだけでも生活が変わりストレスがかかるから無理させてしまうかも


答えが出ないまま、どちらに入学するのか選択を迫れ

いつものように、担任の先生・市役所の修学相談・教育相談室・主治医と毎回同じ話を関係各所に話す一連の流れを終えて


結局『検査や診断の結果では、ギリギリ通常級、後は親御さんの判断で』と

進学の為には単位を取らないといけないから通常級に行かせたいけど、無理して、今まで積み上げたものを崩したくない・・・

悩みながら、本人に相談したら
『支援級に行きたい』
と速答だったので転学せず支援級に進むことにしました。



『転学』 通常↔️支援の事
転学するためには⬆️のように関係各所と相談?面談?後、検査結果と診断書を提出し、市と教員、教育委員会での会議を経て学級が決まるのですが、年に数回開かれる会議の判定を受けないと学級の変更が出来ないのです。

とは言っても子供の状況によって判定前でも支援級へ体験という形で通えたり、多少の融通はききます


支援級進学を決め書類を揃えながらも、やっぱり通常級にすれば良かったかな?

うみの将来を思い、悩んでしまう母

無理してつぶれてしまう

頑張れば出来るんじゃない

その思いが何度も交差してしまう

自分の人生ならすぐに決断出来るけど、子供となるとそれは別。

この判断がうみくんの将来を左右してしまうかもしれない。

どっちが正解かなんてわからない

うみくんが支援級に行きたいのは
支援級の先輩達とまた一緒に勉強したいから

中学生の多感な時期に支援級で普段交流の少なかった子がいきなり通常級にいったら、回りも本人も困惑して、嫌な思いをするかもしれない

でも、中学時代は人生の中でたった3年だけ

沢山の同級生と色んな思い出や経験をして欲しい

私、自身がそうであったように

でも、それは、うみくんにとっては大事な事ではないのかもしれない

モヤモヤ消えぬまま

入学式

沢山の新一年生が入場し、最後に担任と4人の支援級の生徒が入場

うみくんは少し照れながら、堂々と席に着き
入学式を終えた後はクラスに戻り、懐かしい先輩達と楽しそうにおしゃべりをして、保護者を交えたホームルームでは、みんな純粋に真剣な顔で先生の話しに耳を傾けていました。

その姿をみて、中学生の自覚を持ったうみくんなりの成長を感じ

進学や就職は置いといて、とりあえず、このまま楽しく通えて新しい生活に慣れてもらおう

先の事は追々考えよう


3年間は短いから、あまりのんびり構えてられないけど・・・・

悩みながら

また明日

そらくんの新学期3日目

今日のそらくんは

 

朝起きれない・・・

爆睡・・・・

 

出かける10分前にやっと起きてきて着替えたものの

 

表情がこわばっている

 

まさか、今日は家から出れないパターン?

 

先に車に乗って待っていると、やっぱり出てこない・・・

玄関に立ったまま固まってる‼️

 

無理に引っ張り出したら泣き叫ぶやつだ‼️

 

今日も仕事遅刻しちゃうよぉ~

頼むから出てきてぇ~と願いながら

待つこと10分

怪訝な顔でようやく車に乗ってくれたので

とりあえず出発

 

話しかけても無言

 

頑張ろうとしてるのか、逃げ方を考えているのか・・・

 

シーンとしたまま学校に到着

 

『帰る』

 

無表情なのが怖い

 

『担任の先生に新しい先生とは会わないようにお願いしてお部屋も用意してもらってるよ』


数分の沈黙


『行こっか』

 

何も言わずに車から降り、私と少し距離を置いて歩き出す

 

『一時間目体育、あの先生いたらやだなぁ』

 

ポツリと言うと

 

『上履き取って来る』と校内に入って行った

 

このまま逃げ出したらどーしよう

と思いながら職員入り口でそらくんが来るのを待っていると

上履きを履いてちゃんと戻ってきた‼️

 

仲良しのお友達が廊下まで迎えに来てくれると、『よっ』と軽く手をあげて挨拶

 

お友達と話している間に担任の先生に今日の様子をちゃちゃっと伝えると

 

先生『昨日のお部屋取ってあるから先生と二人で行く?』

 

そらくん『行く』とあっさり行ってしまった

 


そして、なんと6時間目までいれたらしい


仕事終わって急いで帰ると

そこにはニコニコ笑顔のそらくんが


『今日の給食ホットドッグだったんだよ』

『休み時間はお友達と鬼ごっこしたんだぁ~』

『新しい先生がいても平気かも』

っと


その後担任の先生からの電話で

午前中は先生と二人で別の教室でウノしたり絵を描いて気持ちを落ち着かせ、給食はダメもとでみんなと食べるか聞いたら、『行ってみる』と言うのでクラスに戻ってみんなと食べた後、休み時間に思いっきり遊んだら午後はみんなと過ごせたよう


みんなといっても支援級は全部で11人

通常級と行き来してる子を抜いたら7人なんだけど


とにかく

また登校拒否が始まるのかと思って始まった今週は、もしかしたら、このまま上手く通い出せるかもしれないと少し期待の持てる終わりを迎えました


来週はど~なるかなぁ~


今週のそらくんポイント

・小さな事でも前と変わること(環境や人)は物凄いストレスで受け入れ納得するまで時間がかかる


・言葉で上手く説明できない、自分の感情がなんだかわからず暴れたり泣いたりする。そんな時は何も言わずに待つ


・ママと先生がちゃんと連絡を取り合って自分の気持ちが伝わってると確信できると安心する

学校に行きたくない。新学期はいつもそう

4月から4年生になったそらくん

 

自閉症スペクトラムと診断されたのは3年生になった時

 

『始めて』や『音』に苦手を感じる彼は保育園でも、新学期は馴染むまで大泣き💦😭💦

 

一年生になっても、運動会の練習が始まると休みだし、プールが始まると休みとちょこちょこお休みする日々

 

2年生の時は体の大きな男の先生で、

クラスで揉め事があったときに大きな声で注意していたのを見たのがきっかけで、学校に行けなくなっちゃいました。

 

それから色々、本当に色々なことがあって

(これについては後日ゆっくり書くことにして・・・・)

 

3年の夏休みにこれまた色々な機関と相談し、9月に転校することになりました

 

転校してからも色々あったのですが、その話もまたゆっくり書きますね

 

とにかく、年中さんぐらいから沢山の方に相談し色々悩みながら今日に至りました。

 

そんな そらくんが3年生の終わりには週3~4日楽しく学校に行けるようになったのですが・・・

 

4月・・・

 

苦手な『新しい』事がいっぱい

 

初日は久々にお友達に会える‼️と嬉しそうに学校に行ったのですが・・・・

 

10時に学校から電話があり、今日は帰りたいと・・・・

 

迎えに行くと私の顔を見るなり大粒の涙・・・

『新しい先生が早口で声が大きい・・・』

『席が代わってた』

『ランドセル置く場所も・・・』

『新しいお友達がいた』

『前と違うからわからなくなっちゃった』

 

って、新学期なんだから当たり前

 

でも、そらくんにとって、いつもとちょっとだけ違うことが直ぐには受け入れられず大変なことなのです。

 

支援級の先生達はそれをちゃんと理解してくれて、一人一人無理のないように対応してくれるので、あとは本人の気持ちの整理がついて安心して通えるようになるまで応援するしかないのです

 

沢山泣いた後、

『明日から行かない』

とポツリともらし、その後は引きずることなく兄と遊んだり、普通な一日を過ごしました

 

その夜、『ママ薬飲みたい』って自分で言ってきたのです。

 

不安や行きたくない気持ちになったら飲みなさいと小児科の先生にもらった薬で、今まで一回しか飲んだことのない薬。

 

『薬なんか飲まない。行きたくない時は行かなきゃいい』と、いつも飲む前に癇癪を起こして結局飲まない薬なのだ

 

この薬を飲むと言うことは、なんとか学校に行こうとしてる彼の意思表示

 

頑張りたい気持ち、頑張ろうとしてる彼の姿に感激と成長を感じながら

 

まずい漢方薬を一緒に飲んで布団に入りました。

 

布団に入ったら、いつもはすぐ寝てしまうのだけど、なかなか寝付けず、久し振りに真っ暗な中、しりとりしたり、たわいもない話をしたり、2時間程おしゃべりをしてようやく眠りにつきました

 

翌朝

『やっぱり行きたくない』布団をかぶったままギリギリまで出てこない・・・

 

また、以前のように登校拒否が始まるのか・・・と覚悟しつつ、急に仕事休めないし・・・と焦る母

 

ここで叱ると逆効果

 

しばらく我慢比べ

 

内心焦りながらも平静を装い支度をしてると、やっと布団から出て『行きたくない』を連呼しながら自分で身支度を整え車に乗ってくれました。

 

車の中ではお友達と遊びたい気持ちと新しい先生への嫌悪感を話しながら割りと落ち着いた様子

 

が・・・・学校についたら『帰る~』と大泣き・・・車から降りない・・・

 

以前は車から無理矢理降ろし、車道へ逃げようとするのを力づくで押さえ、説得しながらこちらもイライラして余計ヒートアップしてどーにもこーにもならなくなるのですが

 

ちょっと大きくなったそらくんは逃げ出そうとせず泣きながらとにかく訴える

 

わかる。わかるよ。

昨日の夜は頑張ろうと思って薬のんだもんね。

嫌な気持ち押さえて、ちゃんと自分で着替えて準備して車に乗れたもんね

 

今日はここまで頑張れた事を褒めて

帰ろうか

 

仕事は・・・どーにかなるかな?

と考えていたら、担任の先生が駐車場まで迎えに来てくれました。

 

いつもなら、先生の姿が見えた時点て暴言吐いて車の奥の方に小さくなって隠れてしまい、先生が車の中に入ろうとか、何か声をかけようもんなんら大声で叫び暴れ蹴ったりしちゃうので・・・

 

あぁ~また、あの悲劇が始り、登校拒否の日々が始まってしまうのか・・・

とガッカリしていたら

 

先生が

『無理なことはしなくていいよ』

『そらくんの嫌な事はしないから』

『教室が嫌なら先生と二人で違うお部屋にいよう』

と言ってギューと抱き締めて

『がんばって来てくれたんだね』『ありがとう』って言ってくれたんです

 

そらは暴言も大声も暴れもせず、ただただ大粒の涙を流し、ちょこんと車から降りました

 

そして、先生と手を繋いで校舎に向かって歩き出したのです

 

『大丈夫?』

 

声をかけると背中を向けたまま手を降ったのです

 

うそ

 

頼もしくなった彼の背中を見届けて

仕事に向かいました

 

仕事中は学校に行けた事にホッとしつつも、頑張り過ぎてないか心配で心配で・・・

 

結局今日は、彼の心が落ち着くまで別室で先生と二人で過ごし、二時間目から教室に戻り、休み時間はお友達と遊べ、11:30まで学校に居れました

 

毎時間、先生が『まだ頑張れる』と聞いてくれたので、やれるところまで頑張ったようです。


癇癪を起こさず『帰りたい』と自分で発信し、それに先生がきちんと対応してくれたので信頼関係が築けたみたい

 

迎えに行くと笑顔でホッとしました

 

でも、明日もきっと

 

朝から

『行きたくない』を連呼してギリギリまで布団に入ってるんだろうなぁ

 

仕事に行かなきゃいけないのに、学校に行かないと言われると憂鬱だけど、彼の頑張りに比べたら

『行きたくない』の連呼を聞くことぐらいなんでもない

 

安心して通えると思ってくれたら、毎日の送迎は私の癒しの時間に変わるから

 

それまでは、イライラせずに彼を見守ろう

 

続きはまた明日