学校に行きたくない。新学期はいつもそう
4月から4年生になったそらくん
自閉症スペクトラムと診断されたのは3年生になった時
『始めて』や『音』に苦手を感じる彼は保育園でも、新学期は馴染むまで大泣き💦😭💦
一年生になっても、運動会の練習が始まると休みだし、プールが始まると休みとちょこちょこお休みする日々
2年生の時は体の大きな男の先生で、
クラスで揉め事があったときに大きな声で注意していたのを見たのがきっかけで、学校に行けなくなっちゃいました。
それから色々、本当に色々なことがあって
(これについては後日ゆっくり書くことにして・・・・)
3年の夏休みにこれまた色々な機関と相談し、9月に転校することになりました
転校してからも色々あったのですが、その話もまたゆっくり書きますね
とにかく、年中さんぐらいから沢山の方に相談し色々悩みながら今日に至りました。
そんな そらくんが3年生の終わりには週3~4日楽しく学校に行けるようになったのですが・・・
4月・・・
苦手な『新しい』事がいっぱい
初日は久々にお友達に会える‼️と嬉しそうに学校に行ったのですが・・・・
10時に学校から電話があり、今日は帰りたいと・・・・
迎えに行くと私の顔を見るなり大粒の涙・・・
『新しい先生が早口で声が大きい・・・』
『席が代わってた』
『ランドセル置く場所も・・・』
『新しいお友達がいた』
『前と違うからわからなくなっちゃった』
って、新学期なんだから当たり前
でも、そらくんにとって、いつもとちょっとだけ違うことが直ぐには受け入れられず大変なことなのです。
支援級の先生達はそれをちゃんと理解してくれて、一人一人無理のないように対応してくれるので、あとは本人の気持ちの整理がついて安心して通えるようになるまで応援するしかないのです
沢山泣いた後、
『明日から行かない』
とポツリともらし、その後は引きずることなく兄と遊んだり、普通な一日を過ごしました
その夜、『ママ薬飲みたい』って自分で言ってきたのです。
不安や行きたくない気持ちになったら飲みなさいと小児科の先生にもらった薬で、今まで一回しか飲んだことのない薬。
『薬なんか飲まない。行きたくない時は行かなきゃいい』と、いつも飲む前に癇癪を起こして結局飲まない薬なのだ
この薬を飲むと言うことは、なんとか学校に行こうとしてる彼の意思表示
頑張りたい気持ち、頑張ろうとしてる彼の姿に感激と成長を感じながら
まずい漢方薬を一緒に飲んで布団に入りました。
布団に入ったら、いつもはすぐ寝てしまうのだけど、なかなか寝付けず、久し振りに真っ暗な中、しりとりしたり、たわいもない話をしたり、2時間程おしゃべりをしてようやく眠りにつきました
翌朝
『やっぱり行きたくない』布団をかぶったままギリギリまで出てこない・・・
また、以前のように登校拒否が始まるのか・・・と覚悟しつつ、急に仕事休めないし・・・と焦る母
ここで叱ると逆効果
しばらく我慢比べ
内心焦りながらも平静を装い支度をしてると、やっと布団から出て『行きたくない』を連呼しながら自分で身支度を整え車に乗ってくれました。
車の中ではお友達と遊びたい気持ちと新しい先生への嫌悪感を話しながら割りと落ち着いた様子
が・・・・学校についたら『帰る~』と大泣き・・・車から降りない・・・
以前は車から無理矢理降ろし、車道へ逃げようとするのを力づくで押さえ、説得しながらこちらもイライラして余計ヒートアップしてどーにもこーにもならなくなるのですが
ちょっと大きくなったそらくんは逃げ出そうとせず泣きながらとにかく訴える
わかる。わかるよ。
昨日の夜は頑張ろうと思って薬のんだもんね。
嫌な気持ち押さえて、ちゃんと自分で着替えて準備して車に乗れたもんね
今日はここまで頑張れた事を褒めて
帰ろうか
仕事は・・・どーにかなるかな?
と考えていたら、担任の先生が駐車場まで迎えに来てくれました。
いつもなら、先生の姿が見えた時点て暴言吐いて車の奥の方に小さくなって隠れてしまい、先生が車の中に入ろうとか、何か声をかけようもんなんら大声で叫び暴れ蹴ったりしちゃうので・・・
あぁ~また、あの悲劇が始り、登校拒否の日々が始まってしまうのか・・・
とガッカリしていたら
先生が
『無理なことはしなくていいよ』
『そらくんの嫌な事はしないから』
『教室が嫌なら先生と二人で違うお部屋にいよう』
と言ってギューと抱き締めて
『がんばって来てくれたんだね』『ありがとう』って言ってくれたんです
そらは暴言も大声も暴れもせず、ただただ大粒の涙を流し、ちょこんと車から降りました
そして、先生と手を繋いで校舎に向かって歩き出したのです
『大丈夫?』
声をかけると背中を向けたまま手を降ったのです
うそ
頼もしくなった彼の背中を見届けて
仕事に向かいました
仕事中は学校に行けた事にホッとしつつも、頑張り過ぎてないか心配で心配で・・・
結局今日は、彼の心が落ち着くまで別室で先生と二人で過ごし、二時間目から教室に戻り、休み時間はお友達と遊べ、11:30まで学校に居れました
毎時間、先生が『まだ頑張れる』と聞いてくれたので、やれるところまで頑張ったようです。
癇癪を起こさず『帰りたい』と自分で発信し、それに先生がきちんと対応してくれたので信頼関係が築けたみたい
迎えに行くと笑顔でホッとしました
でも、明日もきっと
朝から
『行きたくない』を連呼してギリギリまで布団に入ってるんだろうなぁ
仕事に行かなきゃいけないのに、学校に行かないと言われると憂鬱だけど、彼の頑張りに比べたら
『行きたくない』の連呼を聞くことぐらいなんでもない
安心して通えると思ってくれたら、毎日の送迎は私の癒しの時間に変わるから
それまでは、イライラせずに彼を見守ろう
続きはまた明日